まつり堂模型店

「え?メイド服?」──そう思ったあなたにこそ読んでほしい、メイド服の本当の話。

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「え?メイド服?」──そう思ったあなたにこそ読んでほしい、メイド服の本当の話。

「え?メイド服?」──そう思ったあなたにこそ読んでほしい、メイド服の本当の話。

2025/05/18

「え?メイド服?」──そう思ったあなたにこそ読んでほしい、メイド服の本当の話。

まつり堂模型店で接客を担当するメイド・ねろこさんは、毎日メイド服でお客様をお迎えしています。 すると時々、「え?メイド服?」「コスプレか何かですか?」と驚かれるお客様もいらっしゃいます。 確かに現代では、メイド服=コスプレというイメージが先行しているかもしれません。 しかし本来、メイド服は“立派な制服”であり、格式と実用性を兼ね備えた仕事着として長い歴史を持っているのです。 今回は、そんなメイド服の由来をひもときながら、まつり堂模型店における“制服”としての意味をお伝えしたいと思います。

■ メイド服のルーツは、19世紀ヴィクトリア朝のイギリス

メイド服の起源は、19世紀のイギリス、ヴィクトリア朝の時代にさかのぼります。 当時のイギリスでは、富裕層の家庭に多数の使用人が雇われており、その中でも「ハウスメイド」と呼ばれる女性たちは、屋敷内の掃除、洗濯、食事の支度、来客対応といった重要な業務を担っていました。 彼女たちの仕事着が、いわゆるクラシックなメイド服の原型です。 黒を基調としたシンプルなワンピースに、白いエプロンとカフス、時にはフリルのついたヘッドドレス。 これは「よごれが目立たない色」「動きやすい裁断」「階級や役職が一目でわかる装飾」という、実用性と社会的役割を両立させた制服でした。 上位のメイドには、よりレースの多い服が与えられたり、職種によって帽子の形が違ったりと、服装はそのまま“プロフェッショナルのしるし”だったのです。

■ 現代でも世界中で愛される、信頼と格式の象徴

20世紀以降、家事労働の形が変化しても、メイド服の文化はホテル業界、レストラン業界などに受け継がれました。 今でも高級ホテルでは、クラシックなメイド風制服を採用しているところもあります。 日本でも昭和初期まで、家政婦さんの制服として類似の衣装が使われていましたし、1950年代の百貨店の売り場係がメイド服風の制服を着ていたこともあります。 つまりメイド服は、世界的に見ても“働く人の礼装”であり、清潔さ・信頼感・誠実さを視覚的に表現するものだったのです。

■ そして今──模型専門店にメイド服を着る理由

では、なぜ模型店にメイド服なのでしょうか? まつり堂模型店は、ただ商品を並べているだけの模型屋ではありません。 「どう組み立てたらうまくいくか?」「塗料の違いってなに?」「筆はどれを選べばいい?」 そうした疑問に、現役モデラーのねろこさんが丁寧にお応えします。 その接客は、単なる販売ではなく、お客様一人ひとりの“創作”に寄り添うお手伝いです。 だからこそ、接客のプロフェッショナルとしての心構えを表す「制服」が必要なのです。 メイド服は、決してコスプレではありません。 むしろまつり堂模型店においては、知識と責任をもって模型の世界をご案内する“モデル・コンシェルジュ”の装い。 伝統と実用性に裏打ちされたこの服は、ねろこさんの仕事に対する誇りと、お客様への敬意を形にしたものです。

■ “かわいさ”と“信頼”を両立した、本物の制服

もちろん、メイド服には独特のかわいらしさもあります。 しかし、それだけではありません。 服の由来に込められた誠実さや、働くことへの真面目な姿勢こそが、この装いの本質です。 だからこそ、まつり堂模型店のメイド服は“制服”なのです。 かわいいだけじゃない、真剣なまなざしと技術を携えた、模型のスペシャリストの証。 「え?メイド服?」と驚いた方にこそ、ぜひ一度ご来店いただき、ねろこさんの本物の接客をご体感いただければと思います。

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