まつり堂模型店

模型が国の議題になる日

お問い合わせはこちら

模型が国の議題になる日

模型が国の議題になる日

2026/03/25

ネットの記事を見て思ったこと


今朝、モデラーメイドのねろこさんが、とある日経の記事を見つけました。

「模型はものづくりの精神を体現し、文化・産業・国際交流に大きな可能性を持つ」——自民党有志による「模型文化推進議員連盟」は、こうした理念のもと、模型を文化的資産として位置づけ、政策的に後押しする方針を示しました。

このニュースを見て、正直少し驚きました。模型がついに“国の議題”として、しかも真正面から語られる時代になったのか、と。

#一方で、サブカル・オタク関連に行政が首を突っ込んでまともな施策になった前例ってないのでは・・・と不安になったのも正直なところなのですが💦

このような件、まったく前例がなかったわけではありません。2010年代以降のクールジャパン政策では、アニメやゲーム、フィギュアと並び、プラモデルも日本のコンテンツ産業の一部として位置づけられてきました。ただしそこでは、あくまで「輸出できる娯楽産業の一分野」としての扱いでした。

また、静岡市のホビー産業は地方創生の成功例として政府にも取り上げられてきました。タミヤをはじめとするメーカーの集積や、模型を核にした観光誘致は高く評価されていますが、ここでも焦点は地域経済であり、文化そのものではありません。

さらに教育分野では、模型や工作はSTEM・STEAM教育の素材として一定の評価を受けてきました。手を動かしながら学ぶ教材としての価値は認められていましたが、やはり主役は教育であって、模型文化ではありませんでした。

つまりこれまでの扱いは、「産業」「地域振興」「教育」ありきで、そのツールとして模型が利用されるという形態だったと言えます。

ネガティブ思考ばかりしていては、明るい未来は来ないので、不安はありつつも前向きにとらえれば、今回の政策は、そこからさらに一歩踏み込み、「模型そのもの」を文化として定義しようとしている点が大きく異なります。これは現場にいる人間として、かなり重い意味を持つ変化に感じます。

模型は完成品ではなく、作る過程そのものに価値があります。その価値を文化として認めるなら、求められるのは単なる市場拡大ではなく、“作る楽しさに出会う入口”をいかに増やすかでしょう。

もっとも、現時点では自民党の公式ホームページにも詳細な情報は掲載されておらず、今後どのような具体策として進んでいくのかはまだ見えていません。それでも、こうして国のレベルで模型が語られ始めたこと自体は、大きな一歩です。この動きが、模型産業にとって確かな追い風となり、より多くの人に「作る楽しさ」が届くきっかけになってくれれば——そんな期待を込めて、今後の展開を見守りたいと思います。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。