【日曜午後のまつり堂模型店】

だれに急かされるでもなく、プラモデルと向き合う時間。

こんにちは、まつり堂模型店です。
日曜の午後、外では風もそよそよとやさしく、街全体が少しだけスローモーションで動いているような、そんな時間です。
 

店内では、メイドモデラー・ねろこさんが、静かに作りかけのプラモデルに向かっています。
筆先がそっと動き、色がプラスチックに重なっていく様子は、まるで誰にも気づかれずに咲く一輪の花のよう。
話しかければ、にこっと笑って「今ここをグラデーションにしてるの」と、嬉しそうに答えてくれるでしょう。
 

一方、おびおさんは在庫の確認を。棚をゆっくり歩きながら、箱をそっと持ち上げては、ラベルを読み、メモを取っています。
商品たちの声を聞くように、静かなやさしい眼差しです。
 

そして、店内のモニターからは、誰に見せるでもなく流れる懐かしいアニメ。
元気な声が小さく響いて、模型たちの世界にほんの少し命を吹き込んでいるようです。
あの戦艦も、美少女プラモデルも、ちょっと微笑んでいるような気がします。
 

お客様のいない時間。
でも、まつり堂模型店は“止まって”はいません。

模型をつくる人、管理する人、支える空気が、静かに流れています。
そこに誰かがふらりと入ってくると、ゆっくりと時間が混ざり合い、店内がほのかに明るくなります。
 

日曜の午後は、誰にも急かされず、誰にも気を遣わず、好きな模型をただ眺めるにはぴったりの時間です。
そんな午後を、まつり堂模型店で過ごしてみませんか？

どうぞお気軽に、ゆっくりとお越しくださいね。