「量産型リコ」YouTubeで配信中
2025/06/23
「量産型リコ」から学んだ、模型屋の役割とプラモデルの奥深さ
――まつり堂模型店 店主の視点から
ドラマ『量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-』ファーストシーズンを、模型屋の店主という立場から改めて視聴しました。
主人公・璃子の成長物語としての魅力はもちろんですが、それ以上に心に残ったのは、「矢島模型」という模型店が果たす役割の大きさでした。
プラモデルと人が出会う「場」を育むということ
第1話で璃子が手に取るのは“量産型ザク”。
量産型という、ある意味「特別ではない存在」が、彼女の人生を動かしていくきっかけになります。
この回を見て改めて思ったのは、私たち模型店が果たすべき最大の役割は、
「プラモデルと人との出会いの場」を丁寧に育むことだということです。
ふと立ち寄ったお客様が、何気なく手に取ったプラモデルに心を動かされる――そんな出会いを支える空間を作っていきたいと思いました。
スケールモデルの奥深さを伝える
スポーツカーをテーマにした回では、スケールモデル特有のシャープな造形、リアルな再現性、そして少しだけ難しいけれど“作り上げる満足感”が描かれました。
当店でも、ガンプラやキャラクターものに加え、こうした「少し敷居の高いモデル」もきちんと紹介し、新しい挑戦を応援することが大切だと感じています。
完成の“その先”を提案する楽しさ
ミニ四駆の回で描かれたのは、組んで終わりではないプラモデルの世界。
改造やチューンナップ、レースへの参加――模型には「完成した後の楽しさ」があります。
これもまた、模型屋として常に意識していたい視点。
当店では、ドール服やカスタムパーツの提案、ペイント相談なども行っており、“その先”の楽しさを共有できる店でありたいと考えています。
『量産型リコ』は、単なる“プラモデルが登場するドラマ”ではありません。
模型屋が果たす役割、人と模型が出会う奇跡、その後に続く創造の楽しさ――
そのすべてを、やさしく、そして力強く教えてくれる作品でした。
そして現在、この『量産型リコ』は 期間限定でYouTubeにて無料配信中。
まだ見ていない方も、ぜひこの機会にご覧いただきたいと思います。
プラモデルを組んだことがある人も、そうでない人も、何か大切なものをきっと見つけられるはずです。
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まつり堂模型店
住所 : 山口県下関市幸町1-9 永冨ビルⅡ101
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