エアブラシで重ね塗りするときの「乾燥待ち」とノズルの乾き対策
2025/08/09
模型製作でエアブラシを使うとき、重ね塗りの合間に訪れる乾燥待ち時間。
ここで問題になるのが、ノズル先端が乾いて塗料カスが詰まる現象です。吹き始めに「プツッ」と弾いたり、塗面がザラつく原因にもなります。
ここでは、アマチュアからプロまで使っている方法に加え、まつり堂模型店店主おぼいの独自(?)アイディアも紹介します。
よくある対策
1. 弱エアでアイドリング
トリガーを軽く押してエアだけを流し続けると、先端の塗料が固まりにくくなります。
2. 合間に軽く掃除
ティッシュや綿棒で先端を拭き取る。薄め液を付けるとさらに効果的。
3. リターダー入り塗料を使う
乾燥を少し遅らせ、先端の皮膜化を防止。
4. 待ち時間を短く
工程の段取りを詰めて、先端が空気に触れる時間を最小限に。
プロがやっているテクニック
先端を薄め液で湿らせる
待ち時間の間に綿棒などでサッと薄め液を塗布。乾き防止に効果的。
逆吹き(バックフロー)で内部を均一化
カップ内で気泡を立て、粘度が上がった塗料を押し出す。
ノズルキャップを外す
先端掃除を素早くするためにキャップを外して作業(上級者向け)。
まつり堂模型店店主おびおの方法(?)
空きボトルに適量の薄め液を入れ、その中にエアブラシの先端を突っ込んで待つ!!
メリット
・先端が完全に薄め液で覆われるため、塗料が固まらない。
・拭き取りの手間がなく、すぐ再開できる。
注意点
・薄め液が内部に逆流すると、塗料の濃度が変わる恐れ。
・うっかり深く突っ込みすぎると、エアキャップ内部やニードルまで薄め液が入りすぎる。
プロのやり方に近い発想ではありますが、逆流防止と溶剤管理をしっかりすれば有効な方法と言えます。
まとめ
ノズルの乾き防止は、弱エア・先端掃除・リターダー・段取り短縮が基本。
プロは先端湿潤化や逆吹きで安定運用。
おびお式“突っ込み法”は条件次第で有効だが、逆流には注意。
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まつり堂模型店
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