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かつてステーションワゴンは輝いていた

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かつてステーションワゴンは輝いていた

かつてステーションワゴンは輝いていた

2025/08/14

1990年代から2000年代初頭、日本の街を走るクルマの風景は今とは少し違っていました。低く構えたスタイリングに伸びやかなルーフライン、そして大容量の荷室──それらを兼ね備えた「ステーションワゴン」が、ファミリーカーとしても趣味の相棒としても輝いていたのです。

当時はまだSUVが今ほど一般的でなく、ミニバンも多様化し始めたばかり。そんな中、ステーションワゴンは「荷物が積めて走りも楽しめる」万能選手として、各メーカーが力を入れて開発していました。アウトドアやスキー、サーフィンなど、アクティブなライフスタイルを持つユーザーから熱烈な支持を受け、街でも高速道路でも、その存在感を放っていました。
 


ホンダ アコードワゴン CF6
 

2000年前後のアコードワゴン(CF6型)は、都会的で落ち着いたデザインが魅力。丸みを帯びたフロントフェイスとスムーズなサイドラインは、飽きのこないスタイルとして高く評価されました。広い荷室と低い床面は、大きな荷物の積み下ろしがしやすく、アウトドア派や小さなお子様がいる家庭にも人気。

また、ホンダらしい軽快なハンドリングと安定感ある足回りは、ロングドライブでの快適性を確保しつつも、ワインディングロードでのドライビングプレジャーも味わえるものでした。街乗りから高速クルージングまで、どんな場面でも頼れる万能さが魅力です。
 


スバル レガシィ ツーリングワゴン GT-B E-tune II
 

ステーションワゴン黄金時代を語る上で外せないのが、スバル レガシィ。中でもGT-B E-tune IIは、2リッターターボとシンメトリカルAWDによる力強い加速と安定性で、多くのドライバーを虜にしました。

スキーやスノーボードを積んで雪山へ、あるいはキャンプ道具を満載して山へ──そんな使い方が似合う車で、車高の低いワゴンにルーフキャリアを積んだ姿は、当時の冬の高速道路でよく見られる光景でした。

スポーツワゴンというジャンルを確立し、実用性と走行性能を高い次元で両立した存在として、今でもファンが多い名車です。
 


日産 ステージア オーテックバージョン 260RS
 

そして“羊の皮をかぶった狼”と呼ばれたのが、日産 ステージア オーテックバージョン 260RS。スカイラインGT-R(R33)譲りのRB26DETTツインターボエンジンと4WDシステム、6速マニュアルを搭載しながら、外見は実用的なワゴンという異色の存在です。

荷物も家族も余裕で積める車体に、280馬力級のモンスター心臓を組み合わせたこのモデルは、走り屋からファミリー層まで幅広く支持されました。高速道路の合流や追い越しでは、その加速力で周囲を圧倒し、同時に日常使いでも便利な稀有なクルマでした。
 


店長とM35ステージアの思い出
 

実は、店長おびおが以前乗っていた愛車もステージア。それも第二世代のM35です。V型6気筒の伸びやかな加速感、静かな室内、そしてリアゲートを開ければ広がる大容量の荷室──日常の買い物から家族旅行、イベントの荷物運搬まで大活躍でした。

しかし残念ながら、このM35ステージアのプラモデルは現在どのメーカーからも発売されていません。自分の愛車を模型で再現できないのが心残りであり、「ぜひ商品化してほしい」と心から切望しています。

もし発売されたら、当時の愛車そのままに細部を塗り分け、ホイールや内装まで完全再現するつもりだそうです。
 


ステーションワゴンの今と昔
 

現在、日本国内で新車として選べる国産ステーションワゴンは数えるほどになってしまいました。SUVやミニバンの台頭により、その市場は大きく縮小。しかし、かつてのステーションワゴンは、走りの楽しさ・実用性・スタイルのすべてを兼ね備えた万能車種として、確かな存在感を放っていました。

低い重心による安定感、長いルーフが描く美しいサイドシルエット、そして開ければ何でも飲み込む荷室。あの頃のワゴンは、クルマを「使う道具」でありながら「誇れる相棒」でもあったのです。
 


まつり堂模型店の店頭には、アコードワゴン、レガシィツーリングワゴン、そしてステージア260RSのプラモデルが並んでいます。どれもあの時代を象徴する名車たち。

ステーションワゴンが輝いていたあの頃を知る方も、今初めてその魅力に触れる方も、ぜひ模型を通して、青空の下を駆け抜けたあの日のワゴンライフを再現してみませんか?

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住所 : 山口県下関市幸町1-9 永冨ビルⅡ101
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