筆塗りは希釈すべき?塗料メーカー別の特性とコツ
2025/08/15
プラモデルを筆塗りするとき、「ビンからそのまま塗っていいのか、それとも希釈すべきか」はよくある悩みです。結論から言うと、そのままでも塗れますが、筆の滑りや塗膜の均一さを考えると、適度な希釈をおすすめします。
まつり堂模型店のメイドモデラー・ねろこも、「筆がスムーズに滑る程度に薄める派」です。今回は、塗料メーカーごとの粘度特性と筆塗りのコツをまとめました。
1. GSIクレオス 水性ホビーカラー(アクリル系水性)
粘度:やや高め。ビンのままだと塗り重ね時にムラが出やすい。
希釈:水性ホビーカラー専用うすめ液、または水で10〜20%希釈すると伸びが良くなり、筆跡も目立ちにくくなります。
コツ:一度に厚塗りせず、薄く何度も重ねると発色が安定。
2. Mr.カラー(ラッカー系)
粘度:中程度。ビン直塗りも可能ですが、乾きが速く、塗りムラになりやすい。
希釈:ラッカーうすめ液で10〜30%程度薄めると、滑らかに塗れます。
コツ:乾きが早いので、筆運びは一定のスピードで。筆ムラが出た場合は2度目の塗りで修正。
3. ガイアカラー(ラッカー系)
粘度:Mr.カラーよりやや高め。発色が濃く、隠ぺい力が高い。
希釈:ガイアノーツ専用うすめ液で20%前後希釈が目安。
コツ:隠ぺい力があるため、下地色の影響を受けにくい。細部塗装も安定。
4. シタデルカラー(アクリル系水性)
粘度:高めのジェル状で、隠ぺい力が高い。
希釈:専用の水性メディウムまたは水で少し薄めると、伸びが良くなります。
コツ:一筆ごとの塗料量を少なめにして、薄く何度も重ね塗り。速乾性があるので乾燥待ち時間も短い。
5. 模型用塗料全般に共通する筆塗りのポイント
希釈しすぎない:シャバシャバにすると下地が透けやすく、ムラの原因に。
筆に含ませる量は少なめ:余分な塗料はパレットの端でしごく。
一方向に塗る:交差する塗り方は筆跡が残りやすい。
重ね塗りは完全乾燥後に:下の層を溶かさないため。
まつり堂模型店おすすめ!
当店では、塗料の希釈に便利な「乾きにくいパレット」を販売しています。希釈した塗料を長時間使えるので、筆塗り作業が格段に快適に。特に複数色を並行して塗るときや、細かい塗り分け作業に大活躍です。ぜひ店頭でチェックしてみてくださいね。
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