プラモデル用の筆 洗い方徹底ガイド
2025/08/16
プラモデル製作に欠かせない道具のひとつが「筆」。しかし、どんなに良い筆でも適切に洗わなければすぐに毛先が割れたり固まったりしてしまいます。今回は「プラモデル用の筆の理想的なメンテナンス」をテーマに、塗料の種類ごとに最適な方法を解説し、最後にまつり堂模型店おすすめのアイテムもご紹介します。
水性塗料の一般的な洗い方
水性塗料は乾く前であれば水で簡単に落とせます。塗装が終わったらすぐに水で筆をすすぎ、軽く揉むようにして絵の具を洗い流しましょう。乾いてしまった場合は「水性用のうすめ液」を使用すると効果的です。
ポイントは、放置せずに素早く洗うこと。これだけで筆の寿命がぐっと延びます。
ラッカー系塗料の一般的な洗い方
ラッカー系は溶剤成分が強力なので、通常の水洗いでは落ちません。専用のラッカー用うすめ液でしっかり洗いましょう。毛先の根元に塗料が残ると固まってしまうため、空き瓶や使い捨てカップにうすめ液を少量入れてよくかき混ぜるように、筆の根元まで洗うのがコツです。
理想的には洗浄後に中性洗剤で軽くすすぎ、毛先を整えて乾かすと次回も快適に使えます。
水性ホビーカラーの特性に応じた洗い方
GSIクレオスの「水性ホビーカラー」は、アクリル系ながら耐久性が高いため、乾くと水だけでは落ちなくなります。通常は水洗いで十分ですが、固着し始めていたら「水性ホビーカラー専用うすめ液」での洗浄がおすすめです。乾燥後は毛先が硬くなりやすいので、作業後はなるべく早めに洗ってください。
ガイアカラーの特性に応じた洗い方
ガイアカラーは顔料が濃く発色が良い反面、筆に残ると落ちにくい特徴があります。必ず「ガイアカラー用のツールクリーナー」(T-04 または T-13)で洗浄しましょう。筆を強くこすると毛が広がるため、軽く振り洗いし、筆を保管する際には最後に水で濯いで毛先を整えるのがコツです。
シタデルカラーの特性に応じた洗い方
シタデルカラーは水性アクリル系で、乾く前であれば水で簡単に落とせます。ただし乾燥が早いため、塗装中でもこまめに水で洗うことが重要です。そのためのウォーターポットもまつり堂模型店では販売していますので、シタデルユーザーはぜひ揃えておきましょう。お求めの際にはメイドモデラーねろこさんにおたずねくださいね。
頑固に固まった場合は、後述の筆ピカリキッドのような「専用ブラシクリーナー」を使うと毛先が復活します。筆の根元に塗料が溜まると寿命を縮めるので、常に意識して洗浄しましょう。
まつり堂模型店おすすめの筆洗いアイテム
筆ピカリキッド
筆を長く使うためには、日常の洗浄に加えて定期的なメンテナンスも欠かせません。そんなときに頼りになるのが GSIクレオス「筆ピカリキッド」 です。
・強力な洗浄力:ラッカー系やエナメル系など、通常のうすめ液では落としにくい汚れもスッキリ除去。
・毛先の復活:固まってしまった筆を浸け置きすると、毛先が柔らかくなり再生することも。
・使い方簡単:瓶に少量移して筆を浸け置き → 水で濯いで毛先を整えるだけ。
特にガイアカラーやMr.カラーなど高発色で落ちにくい塗料を多用するモデラーには必携の一本。筆を「消耗品」と割り切る前に、一度このリキッドで復活させてみる価値があります。
👉 まつり堂模型店でも取り扱っておりますので、普段の筆洗いに加えて、ぜひ一度お試しください。お気に入りの筆を長持ちさせれば、作品作りもより快適になりますよ。
塗料に合わせた洗浄方法を意識するだけで、筆は驚くほど長持ちします。そして、困ったときのレスキューアイテムとして「筆ピカリキッド」を常備しておくのがおすすめです。ぜひ日々の模型ライフに役立ててください。
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まつり堂模型店
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