まつり堂模型店

タミヤ 2025年8月の新製品「M36」

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タミヤ 2025年8月の新製品「M36」

タミヤ 2025年8月の新製品「M36」

2025/09/04

まつり堂模型店の店頭に、タミヤ8月の新製品「アメリカ駆逐戦車 M36」があります。戦車ファンにも、連合軍車両が好きなモデラーにも注目の一品です。今回は、実車とキット、そして店長おすすめポイントをご紹介します。
 


実車について


M36駆逐戦車は、第二次世界大戦中にアメリカが開発した戦車駆逐車で、従来のM10駆逐戦車の後継として登場しました。1944年秋、ヨーロッパ戦線に投入されると、その強力な90mm砲は連合軍にとって待望の対抗手段となります。従来のシャーマン戦車やM10の76mm砲では、ドイツ軍のティーガーIIやパンターに正面から挑むのは困難でしたが、M36の90mm砲は長距離からでもこれらの重装甲戦車を撃破する力を持っていました。
 

車体はシャーマン戦車をベースにしており、信頼性の高い足回りと整備性の良さを受け継いでいます。特徴的なのは、天井のないオープントップ砲塔。これにより視界の確保や装填作業の効率は向上しましたが、同時に乗員は敵の小火器や砲弾の破片にさらされるリスクを負うことになりました。戦場ではその利点と弱点を併せ持ちながらも、火力支援や防御戦闘で大きな役割を果たしました。
 

終戦までヨーロッパ各地で運用されただけでなく、戦後はアメリカ本国だけでなく同盟国にも供与され、長らく現役を務めました。特に朝鮮戦争では再び主力として投入され、北朝鮮軍や中国軍のT-34/85と交戦。冷戦初期の戦場においても、その火力は健在であることを証明しました。結果的にM36は、第二次大戦の枠を超えて戦後の紛争にも広く用いられた「長寿命の駆逐戦車」として歴史に名を刻んでいます。
 


キットについて


タミヤ1/35ミリタリーミニチュアシリーズの最新作として登場した「M36」は、実車の迫力とディテールを余すところなく再現した意欲作です。シャーマン系車体の基本構造を忠実にモデル化し、足回りや溶接跡といった質感表現も見どころのひとつ。特に開放式砲塔の内部は、砲尾、照準機、弾薬ラック、装填手席などが細かく再現され、完成後も“覗き込んで楽しめる”構成になっています。
 

履帯はベルト式を採用しており、組み立てやすさとリアルさを両立。初心者でも安心して形にできる一方で、上級者は市販の履帯やアクセサリーパーツでディテールアップに挑む余地も残されています。フィギュアも付属しており、車両単体としての完成だけでなく、情景作品へと発展させやすいのも魅力です。
 

過去にM10やM36を扱った他社製キットは存在しますが、タミヤならではの最新設計は「組みやすさ」と「正確な再現度」のバランスが光ります。従来のM10を製作した経験のある方なら、その改良点や差異を比べる楽しみも味わえるでしょう。また、塗装ガイドも充実しており、ヨーロッパ戦線から朝鮮戦争に至るまで、さまざまな塗装バリエーションに挑戦できるのもポイントです。
 


店長のオススメポイント


まつり堂模型店店長のイチ押しポイントは、やはり「迫力ある90mm砲」です。日本で人気のドイツ戦車キットに対して、対抗馬として並べられるアメリカ駆逐戦車は、コレクションの幅を広げてくれる存在です。開放式砲塔のため、完成後も内部をじっくり鑑賞できるのも魅力。さらに、シャーマン戦車のバリエーション作りに挑戦してきた方には「次の一歩」としてピッタリのアイテムです。
 


店頭価格


まつり堂模型店での販売価格は 税込4,500円。タミヤならではの作りやすさと、連合軍車両の醍醐味を体感できる新製品を、ぜひ店頭でご覧ください。迫力ある砲塔と精密なディテールは、戦車模型の楽しさを改めて実感させてくれることでしょう。

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まつり堂模型店
住所 : 山口県下関市幸町1-9 永冨ビルⅡ101
電話番号 : 083-292-7306
FAX番号 : 083-292-7306


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