海上自衛隊護衛艦の DDHってどういう意味?
2025/09/13
護衛艦の Wikipedia を楽しく読んでいると、それぞれの艦船に、アルファベットの略号がついていることに気が付きますね。たとえば海上自衛隊の艦艇には「DDH」や「DDG」など、アルファベット2〜3文字のコードが付けられています。これらは単なる記号ではなく、艦艇の役割や性格を表す“艦種記号”なのです。
DDHの「DD」とは?
まず「DD」。これは Destroyer(駆逐艦) を意味しています。海上自衛隊では、アメリカ海軍と同じ記号体系をベースに採用しており、護衛艦は「駆逐艦(Destroyer)」として分類されます。つまり「DD」が付けば「護衛艦」ということになります。
Hの意味
では「DDH」の「H」は何か。これは Helicopter(ヘリコプター) を意味しています。つまり「DDH」とは、ヘリコプターを運用する能力を持つ護衛艦を指す記号です。
実際、DDHに分類される艦、たとえば「いずも」や「ひゅうが」は大きな飛行甲板を備えており、複数機のヘリコプターを同時に発着艦させることができます。対潜水艦戦や輸送支援、災害派遣など、多様な任務で力を発揮します。
DDHの代表例
現在の海上自衛隊で代表的なDDHは「いずも型護衛艦」と「ひゅうが型護衛艦」です。全通甲板を持つ姿は空母そのものですが、分類上は「ヘリコプター搭載護衛艦=DDH」とされています。近年はF-35B戦闘機の運用に向けた改修も行われており、“事実上の空母”と言われます。
他の護衛艦との違い
護衛艦には他にも記号があります。
・DDG:Guided missile Destroyer(ミサイル護衛艦)=イージス艦など
・DD:通常の汎用護衛艦
・DE:Escort(小型護衛艦、護衛駆逐艦)
このように、アルファベットの違いで艦の特徴を一目で知ることができるのです。
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