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アルクラッドIIで失敗なくキャンディ塗装!ねろこさんのHGアッガイ作例から学ぶ、簡単キャンディ仕上げ

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アルクラッドIIで失敗なくキャンディ塗装!ねろこさんのHGアッガイ作例から学ぶ、簡単キャンディ仕上げ

アルクラッドIIで失敗なくキャンディ塗装!ねろこさんのHGアッガイ作例から学ぶ、簡単キャンディ仕上げ

2025/11/24

プラモデルの塗装にはさまざまなアプローチがありますが、その中でもひときわ存在感のある仕上がりが「キャンディ塗装」です。金属の光沢を透過した色味が、まるで飴細工のように深く輝き、作品全体に高級感を与えてくれます。しかし、「キャンディ塗装は難しい」「下地作りが面倒」「ムラになりそう」というイメージを持つ人も少なくありません。
 

ところが──今回ご紹介する アルクラッドII を使えば、その不安は一気に解消されます。

まつり堂模型店のモデラーメイド・ねろこさんが仕上げた HGアッガイ(写真参照) は、まさにその証明。驚くほど簡単な工程で、初心者でも失敗しにくく、なおかつプロ級の輝きを得られるのがアルクラッドIIの最大の魅力です。
 

本記事では、ねろこさんのアッガイ作例を参考に、アルクラッドIIのキャンディ塗料の使い方、Mr.クリスタルカラーとの併用、そしてキャンディ塗装を成功させるポイントについて詳しくご紹介します。
 


■ 今回のアッガイに使用した塗料


● 赤いメイン部分

・アルクラッドII ブライトシルバー・キャンディベース(ALC701)

・アルクラッドII キャンディ・ルビーレッド(ALC703)

この2色で、深みのある金属光沢+赤いキャンディ層を作っています。
 

● 成形色を活かした部分

・Mr.クリスタルカラー XC04 アメジストパープル

こちらは成形色の上から軽く吹くだけでパール感が乗り、メカらしい質感と変化を与えてくれる便利な塗料です。
 

どちらも エアブラシ塗装 で仕上げています。
 


■ アルクラッドII / Mr.クリスタルカラーの基本的な使い方


● アルクラッドIIとは

高い金属光沢で知られるラッカー系塗料で、下地を透過して発色する「メタリック透過塗料」が特長。特にキャンディ系は、光沢の上に透明色を重ねることで、独特の輝きを生み出します。

一般的には
 シルバーベース → キャンディカラー
という手順で行われますが、今回のブライトシルバー・キャンディベースは特に優秀な下地です。
 

● Mr.クリスタルカラーとは

偏光パールの粒子が美しく、成形色・塗装色のどちらにも併用可能。「塗膜が薄く、軽く吹くだけで効果がしっかり出る」「重ねても破綻しにくい」など、初心者にも扱いやすいパール塗料と言えます。
 


■ アルクラッドIIで簡単キャンディ塗装!3つのポイント


ねろこさんのアッガイは、以下の3点を押さえることで誰でも再現できます。


ポイント①:「ブライトシルバー・キャンディベース」はブラック下地不要


一般的なキャンディ塗装は、黒光沢の下地が必須。しかしアルクラッドIIの
ブライトシルバー・キャンディベースは隠ぺい力が高く発色が良いため、
黒を吹かなくても美しい金属層が作れます。


これは作業時間の短縮だけでなく、ブラック下地で起こりがちな

・ムラ

・ゴミ噛み

・光沢不足による発色不良

といったトラブルを回避できるというメリットがあります。

初心者にとっては特に大きな利点です。
 


ポイント②:キャンディカラーは“塗りすぎない”!


キャンディカラーは思わず重ねたくなりますが、
吹き重ねるほどキャンディ感は下がります

これは透明層が厚くなることで、光の透過・反射のバランスが崩れるため。
 

ねろこさんのアッガイでは、あえて
「薄く、少なめに」キャンディ層を残す
ことで、赤の深みを保ちながら美しい光沢を両立しています。

キャンディ塗装は「我慢」が仕上がりを左右します。
 


ポイント③:トップコートは“しない”という選択肢も正解


今回のアッガイでは、
トップコートは行っていません。

キャンディ層の美しい光沢をそのまま引き出すための選択で、仕上げとして十分完成度があります。
 

ただし塗膜保護をしたい場合は、
ガイアノーツの DP-02 メタリック用クリアー
が推奨です。
 

通常のクリアーだと金属粒子が曇りやすく、せっかくのアルクラッドIIの輝きが損なわれる場合があるため、メタリック専用品を使うのが安全です。
 


■ Mr.クリスタルカラーで成形色に“上品な変化”を


アッガイの胴体や脚部など、赤以外の部分には成形色の上から
Mr.クリスタルカラー「アメジストパープル」
が軽く吹かれています。


これは成形色が持つ元々の色合いを壊さずに、

・パール特有の偏光感

・光沢の深み

・塗装した部分との質感差

を生むため、作品全体に「塗装している部分と、していない部分の一体感」を持たせるのに最適です。

アルクラッドのメタリック感との相性も抜群で、アッガイの丸みを帯びたデザインにもよく合います。
 


■ まとめ:アルクラッドIIで“誰でも簡単に”キャンディ塗装ができる


キャンディ塗装というと、どうしても敷居の高い技法に感じられがちです。
しかしアルクラッドIIを使えば、

・下地ブラック不要

・シルバーベースが塗りやすい

・透明色がムラになりにくい

・薄吹きで美しいキャンディ層が完成

と、とにかく失敗ポイントが少なく、初心者にも扱いやすいのが魅力です。
 

今回のねろこさんのアッガイは、まさに
「最小の手間で最大の効果を実現できるキャンディ塗装」
 

光沢、色の深み、金属感、すべてが見事に調和した仕上がりになっています。

「キャンディ塗装をやってみたいけど難しそう…」
そんな方にこそ、ぜひアルクラッドIIを試してほしいと思います。
あなたのガンプラやメカモデルが、きっと驚くほど華やかに生まれ変わりますよ。

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