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<title>コラム</title>
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<language>ja</language>
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<title>子どもの未来は、親の振る舞いで決まるのか？</title>
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<![CDATA[

先日、Xで興味深い投稿を見かけました。

同じクラスに二人の不登校の子どもがいたそうです。投稿者は片方の子どもの親御さんのようでした。その親御さんは子どもが「かわいそうだから」と学校へ行かせなかったところ、そのまま自宅に引きこもるようになってしまったとのことでした。

一方で、もう一人の不登校児童の親御さんは、子どもがが泣こうがわめこうが学校へ連れて行ったのだそうです。その結果、今では普通に登校し、友達もできて、成績も良い。投稿した方は、「自分の子育ては間違っていたのだろうか」と悩んでいました。

もちろん、子どもの性格や将来は、そんな単純な話ではありません。同じ親に育てられても兄弟で性格は違いますし、友人関係や学校環境、生まれ持った気質も大きく影響します。しかし一方で、親の振る舞いが子どもに大きな影響を与えることもまた事実でしょう。

模型屋をやっていると、さまざまな親子を見かけます。

親子で店の前を通りかかり、子どもが興味を示したら一緒に店へ入ってくる親御さん。その多くの親御さんは、なんだか、おっかなびっくり入ってこられます
逆に親御さんの方から、「ちょっと見てみる？」と子どもを誘ってくれる親御さん。
その一方で、子どもが店に興味を持ちそうになると、目を合わせないようにしながら手を引っ張って急いで通り過ぎる親御さんもいます。

もちろん、それぞれ事情があるのでしょう。時間がない日もあるでしょうし、家計の都合もあります。だから私は、その場面だけを見て親御さんを批判するつもりはありません。

ただ、ひとつだけ確信していることがあります。
子どもは、興味を持ったものに触れることで成長するということです。

私自身の子ども時代を振り返ると、決して厳しい親ではありませんでした。興味を持ったものを否定されることはなく・・・あ、小学生の時、俳優になるためにスクールに行きたいと言った時だけは全力で否定されたかも・・・でも、欲しいと言ったものは買ってもらえました。今思えば、ずいぶん甘い親だったと思います。

しかし、そのおかげで模型や機械、乗り物や歴史など、さまざまなものに興味を持つことができました。その積み重ねが、今こうして模型店を営む人生につながっています。結果として、絶対評価でそれが良かったかどうかは疑問ですが、今の私の感情としては、とても心豊かに過ごすことができています。

子どもにとって大切なのは、模型を作ることでも、勉強をすることでもありません。何かに興味を持ち、自分から手を伸ばすことです。そして、親がその芽を摘まずに育てることです。

将来、子どもの興味が何の役に立つのかは分かりません。模型好きだからと言って、プロのモデラーになる子はほとんどいないでしょう。しかし、何かを好きになった経験、夢中になった経験は、必ず人生のどこかで力になります。

昔も今も、そして未来も。さまざまなものに興味を持ち、挑戦した子どもほど、心豊かに育つ。私はそう信じています。だからこそ、大人は子どもの興味を否定するのではなく、「面白そうだね」と背中を押してあげたいものです。その一言が、子どもの未来を大きく変えるかもしれないのですから。


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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260618071938/</link>
<pubDate>Thu, 18 Jun 2026 07:33:00 +0900</pubDate>
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<title>毎日500円安くなるガンプラをやって思ったこと</title>
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<![CDATA[
先日、まつり堂模型店では「毎日500円安くなるガンプラ」という企画を行いました。
商品は、赤バンダイ時代の『MGRX-93-ν2Hi-νガンダム』です。

5月20日に16,000円という、あえて少し高めの価格からスタートし、営業日ごとに500円ずつ値下げを続けました。そして6月3日、10,000円でお買い求めいただき、企画は終了となりました。

企画期間中は、店頭だけでなくネットやXでも多くの方に注目していただき、
「今日はまだ残っている」
「そろそろ誰か買うのでは」
「自分ならいくらで買う」
といった話題で盛り上がっていただけました。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

この企画を終えて感じたのは、これは単なる値下げ販売ではなかったということです。実はこの企画、商品の価格を店が決めるのではなく、お客様に決めていただく企画だったのです。

誰かが買った瞬間、その価格が「この商品の価値」として確定します。早く買えば高いかもしれない。しかし待てば誰かに先を越されるかもしれない。Xではこれを「チキンレース」と呼ぶ方もおられましたが、まさにその通りだったと思います。

そして最終的に10,000円で決着しました。ところが、この結果に対する反応が実に面白かったのです。

Xでは
「10,000円なら高い」
「近所の店ではそれより数割安く売っている」
「古いキットにそんな価値はない」
という意見もありましたし、

一方では、
「いや、それは安い」
「まつり堂が近所にあったら、もっと早く自分が買ってたと思う」
「妥当な価格で終わったと思う」
という意見もありました。同じ価格なのに評価が真っ二つに分かれたのです。
これは現在のガンプラ市場をよく表しているように思います。

ガンプラはここ数年、品薄や再販待ちが続きました。そのため、「定価より高くても今すぐ欲しい」という人もいれば、「早朝ダッシュをすれば再販を定価で買える」と考える人もいます。市場でも、ガンプラを取り巻く人々の行動は両極端なのです。このことは、今回の企画が、巨大なガンプラ市場の縮図として十分評価しうるものだったことを示していると思います。

さらに、今回の商品が「赤バンダイ」時代の商品だったというのも、意外とポイントです。
赤バンダイ時代のキットという希少性を重視する人もいれば、「組むためのプラモデルなのだから古い箱に価値は感じない」という人もいます。

つまり、人によって価値の基準が大きく違うのです。だからこそ、「高い」と「安い」の両方の意見が生まれたのでしょう。

また、企画中には「これゼロ円になるの？」「マイナスになったらどうなるの？」というコメントもいただきました。「そんなバカなことあるわけないだろ」と一笑に付すのは簡単ですが、ここも消費者の行動の観点からは興味深いところです。

もちろん現実的には、その前に誰かが購入する可能性が非常に高いのですが・・・
仮に、この商品が欲しい人たちが「500円になるまで待とう、絶対に誰も買うなよ」
と「談合」したとしても、裏切って抜け駆けする人は出ます。絶対に。

人は極端な結末を想像するのが好きな生き物だと思います。
テレビのクイズ番組でも、オークションでも、最後まで見たくなるのは「どこまで行くのだろう」という好奇心があるからです。理屈ではあり得ないと思っていても、万が一があるかもしれない。その「もしかしたら」が人を惹きつけます。

実際には商品よりも、その先にある物語を多くの方は見ていたのかもしれません。

私、店長おびおは今回、この企画を通じて価格というものの不思議さを改めて感じました。

商品の価値は店が決めるものでも、メーカーが決めるものでもありません。最終的には「その値段なら欲しい」と思った人が現れた瞬間に決まります。株価も、不動産価格も、美術品の価格も、本質的には同じです。

そしてその価格は、商品の性能だけではなく、希少性やタイミング、感情、期待、そして他人の行動予測まで含めて決まります。

今回の「毎日500円安くなるガンプラ」は、一見すると単純な値下げ企画です。
しかし実際には、多くの人が市場参加者となり、お互いの行動を予想しながら価格を決めていく、小さな市場実験だったようにも思います。

だからこそ、これほど多くの方が関心を持ち、見守ってくださったのでしょう。

私自身、とても興味深い体験になりました。
また面白い企画を思いついたら挑戦してみたいと思います。その時はぜひ、皆様もこの不思議な「価格決定ゲーム」に参加してみてくださいね。ご参加お待ちしています。
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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260604062525/</link>
<pubDate>Thu, 04 Jun 2026 06:45:00 +0900</pubDate>
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<title>猫は猫耳にどうして反応するのか</title>
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<![CDATA[
まつり堂模型店の社長は猫です。
名前は「くろろ」です。全身はもちろん、肉球まで黒いので「くろろ」です。
朝と夕方と閉店間際、一日三回、店にのそのそとやってきます。

ある日。いつもは頭にヘッドドレスをつけているモデラーメイドのねろこさんが、ふと思いついて「猫耳カチューシャ」を装着して接客をしていました。そこへ、いつものようにのそのそ現れたくろろ社長。

「ハッ！！」とメイドねろこさんの異変に気付き、その瞬間でした。くろろ社長の目が、信じられないほど真ん丸に見開かれたのです。しかも明らかに様子がおかしい。腰を低く落とし、完全に警戒モード。視線は、ねろこさんの“猫耳”に釘付け。

「えっ、お前誰！？」

……たぶん、猫語に翻訳するとそんな感じだったと思います。

人間から見ると、「カチューシャを付けただけ」です。しかし猫にとっては、そう単純ではありません。

昔取った杵柄、サイエンスコミュニケーターの経験を活かして調べてみましたところ、実は猫は、人間の顔を“細かく認識している”というより、「全体のシルエット」や「いつもの特徴」で相手を判断しているらしいのです。

つまり、「いつもの人間の頭の形」が突然変化すると、猫の脳内ではかなりの異常事態になるのです。

しかも猫の耳というのは、猫同士のコミュニケーションで非常に重要な部位のようです。耳の向き、角度、大きさは、「敵意」「警戒」「親愛」など多くの情報を表現します。つまり、猫から見ると“頭の上に猫耳が増えている人間”は、かなり意味不明な存在なのです。

さらに猫は「動物らしい輪郭」に非常に敏感です。これは野生時代の名残で、耳の形や頭部シルエットは、生き残るための重要情報だったからです。

人間側は「かわいい～！」で済ませていますが、猫側からすると、
「人間なのか？」
「猫なのか？」
「敵なのか？」
「新種なのか？」
「メイドに耳生えた！？！？！」

……脳内が軽くパニックになっている可能性があります。

特にくろろ社長は、普段からねろこさんを「いつもの安全な人間」として認識していたのでしょう。だからこそ、“頭の形だけ急に猫化した”ことに強烈な違和感を覚えたのだと思います。

猫は意外と、「見た目の違い」に敏感です。もし皆さんも猫耳カチューシャを付けて猫に会うときは、突然現れず、まず名乗ってあげたほうがいいかもしれません。少なくとも、くろろ社長にはかなりの衝撃を与えるようです。
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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260525074613/</link>
<pubDate>Mon, 25 May 2026 07:58:00 +0900</pubDate>
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<title>まつり堂模型店の店頭価格のつけ方（新品編）</title>
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<![CDATA[
模型店の価格というのは、外から見ると不思議に見えることがあるかもしれません。
「なぜこの店は安いのか」
「なぜ同じ商品なのに店によって値段が違うのか」
「あとから安くなるなら、発売日に買うと損なのでは？」
模型ファンなら、一度は考えたことがあると思います。

今回の店長おびおのコラムは、まつり堂模型店が新品商品の価格をどのように決めているのかを書いてみます。

ただし、これはあくまで“まつり堂模型店の場合”です。模型店ごとに事情も考え方もまったく違いますし、業態や客層によっても大きく変わります。ですので、「模型店業界の正解」という話ではなく、「下関の小さな模型店では、こんなことを考えながら値段を付けています」という読み物として読んでいただければと思います。

「メーカーが値段を決めている」は、実は違う

一般の方は意外に思われるかもしれませんが、模型メーカーや問屋が、小売店に対して「この値段で売ってください」と強制することは、基本的にはできません。これは独占禁止法の考え方によるものです。

たとえば、もしメーカーが、
「定価より安く売った店には商品を卸しません」
「全国一律この価格で売りなさい」
ということをやってしまうと、お店同士の自由な競争がなくなってしまいます。

すると、最終的に困るのはお客様です。安く買えるチャンスもなくなりますし、店ごとの工夫もなくなります。極端に言えば、全国どこの店でも、まったく同じ値段、同じ売り方、同じサービスになります。それでは市場が硬直してしまう。だから日本では、「販売価格は最終的には小売店が決める」というのが大原則になっています。つまり、模型店の価格というのは、その店の考え方や事情が、かなり色濃く反映されるものなのです。

一番大きいのは、やはり仕入れ価格

まつり堂模型店で価格を決める際、もっとも大きい要素は何か。それは、やはり「仕入れ価格」です。模型ファンの方でも、ここは意外と知られていないかもしれません。

実は、模型業界はメーカーやブランドによって卸率がかなり違います。
同じ１万円の商品でも、「比較的利益が取れる商品」もあれば、「ほとんど利益が残らない商品」もあります。

本当に極端な話をすると、１万円売って利益500円、という商品も普通にあります。しかも、その500円が丸々利益になるわけではありません。そこから、

・クレジットカード手数料（これは意外と大きい）
・通販サイト手数料（Amazonにはがっぽり持っていかれる）
・梱包材
・送料（これは、お客様にご負担いただいています、ありがとうございます）
・光熱費
・家賃
・在庫リスク
など、さまざまな経費が消えていきます。

特に模型店は、「売れなかった在庫」がかなり重い業種です。
食品のように賞味期限があるわけではありませんが、その代わり、商品点数が異常に多い。まつり堂模型店のような街の小さな模型屋でも、数万点の在庫を抱えています。

しかも、お客様の趣味が非常に細かく分かれています。ある人には宝物のようなキットでも、別の人にはまったく興味がない。だから「大量に仕入れて全部売り切る」というのが、なかなか難しい世界です。

そのため、まずは「この商品を売って、店として成立するのか」という部分を、かなり現実的に考えます。

「市場価値」は、模型の世界ではとても大きい

次に重要なのが、市場価値です。これは非常に難しい概念です。市場価格と市場価値は、似ているようで、実は少し違います。

市場価格というのは、今現在、実際にどれくらいの値段で売買されているか。一方、市場価値というのは、「欲しい人がどれくらいいるのか」「今後入手しやすいのか」「代わりがあるのか」といった、“需要と希少性”を含んだ概念です。

模型業界では、この市場価値の変動がかなり大きいジャンルがあります。その代表が鉄道模型です。鉄道模型は、新製品発売直後に市場へ大量投入されます。つまり、「今ならどこでも買える」状態です。営業的に言えば、この時期は市場価値が低い。だから、価格も比較的安くなります。

ところが数年経つと話が変わります。生産終了になり、市場から姿を消し始める。欲しい人はいるのに、商品がない。すると、一気に市場価値が上がります。鉄道模型ファンの方なら、「発売時より中古のほうが高い」という現象を、一度は見たことがあると思います。

まつり堂模型店では、鉄道模型はこの市場価値の変動が非常に大きいことから、鉄道模型のみ「市場価値に応じたダイナミックプライシング」を採用しています。ですので、鉄道模型に関しては、「発売直後に買う」のがもっともお得です。これはかなり明確に言えます。

「あとから安くなる」は、できるだけ避けたい

逆に、まつり堂模型店では、「発売日に買った人が損をする」という状況を、かなり強く避けています。これは店長として、昔からあまり好きではない売り方だからです。

楽しみにして予約して、発売日に買ってくださったお客様が、「あれ？数か月後のほうが安いじゃん……」となるのは、あまり気持ちの良いものではありません。

もちろん、こどもの日にはお子さん向けの商品の値引き率を高くしたり、年始にはお買い得な福袋を出したりはします。ですが、少なくとも基本方針として、「いつ買っても同じ価格」あるいは「早く買ったほうがお得」になるようには意識しています。
ですので、「欲しい」と思ったタイミングで安心して買っていただければと思っています。

実は、リアル他店の価格はあまり気にしていない

よく、「他店を見て価格を決めているんですか？」と聞かれます。実は、リアル店舗については、そこまで気にしていません。というより、ほとんど価格調査していません。理由は、メンドクサイから。時間をかけて他の店の価格を見に行くくらいなら、その時間を、店内の棚の整理や、主催イベントの準備に充てたいです。もちろん、まったく見ないわけではないですが、常時監視しているようなことはありません。

なぜか。一番の理由は先ほど描いた通り「メンドクサイ」からなのですが、別の理由としては、リアル店舗というのは、単純な価格比較だけではないからです。

店の雰囲気、接客、在庫、距離感、相談のしやすさ、居心地。そういうものも含めて、お客様は店を選ばれます。だから、リアル店舗同士は「完全な価格競争」には、実はなりにくい。

ですが、Amazonやネット通販は別です。
ネットは、数秒で全国比較できます。しかも、お客様は自宅から自由に全国の店を選べる。そうなると、高い店は選ばれません。

だから、予約商品やAmazon商品は、かなり真剣にネット価格を意識しています。予約商品の値引率が高いのは、そのためです。もちろん、店頭受け取りのお客様にも、ネットと同じお安い条件で予約販売しています。

店長の「売りたい」が、価格にかなり影響する

そして最後に、実はかなり大きいのが、「店長がどれくらい売りたいか」です。これは本当に価格へ影響します。

たとえば、「これは絶対楽しい」「もっと多くの人に知ってほしい」「模型趣味の入口になる」と思っている商品は、かなり頑張った価格になることがあります。

スケールモデルやシタデルカラーの常時割引や、Nゲージ入門セットの利益を度外視した特価販売は、その代表です。

逆に、工具のように、「お客様によって必要なものが全然違う」「価格だけでは選べない」という商品は、メーカー希望小売価格（「定価」といわれるもの）で販売することも多いです。

また、転売の対象になりやすい商品も、あまり値引きはしません。代表例はガンプラですね。極端な値引きをすると、本当に欲しい人ではなく、“転売目的”だけが集まってしまうことがあります。それは、模型店としては、あまり望んでいません。

最後に

他店さんが、どういう考えで価格を決めているのかは、全く知りません。ですが、少なくとも、まつり堂模型店では、
・店長の気分で突然値段が変わる
・早く買った人が損をする
ということだけは、できるだけ起こさないようにしています。

リアル店舗でも、ネット通販でも、価格に納得していただけたなら、あるいは、他店と同じ価格なら、ぜひ、まつり堂模型店を選んでいただけるとうれしいです。親切丁寧な接客と梱包・発送なら、どこのお店にも負けないつもりです。
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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260521065401/</link>
<pubDate>Thu, 21 May 2026 07:14:00 +0900</pubDate>
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<title>「下関？　は？　行かんわ」の衝撃</title>
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<![CDATA[
登録者数がとても多い有名なYoutuberがどれだけ偉いのか、店長おびおにはわかりません。

「第64回静岡ホビーショー2026」の業者招待日に、とてもにこやかに、軽やかにYoutubeの収録をしていた人気女性Youtuberのカメラがとまった後に見せた豹変にとても残念に思ったことを書きます。

すでにチャンネル登録済みの模型師ねろこさんは、その配信者のファンだということで、声をかけるタイミングを慎重に慎重を重ねて見極めて、ファンであることを伝えようとしました。すると、声を掛けたとたんにその配信者の表情は一辺、ねろこさんを一瞥し、汚いものを見るような目で背の低い模型師ねろこさんをまさに見下ろして、汚い言葉、ため口、人を露骨に見下した態度。

とはいえ、正直言うとおびおは心の中で「まぁ、Youtuberなんてこんなもんよね、想定範囲内だわ」と思っていました。
ですが、次の言葉で背筋が凍りました。

模型師ねろこさんが社交辞令で「下関にも来てくださいね」というと、その配信者は
「下関？は？行かんわ」<brstyle="font-size:16.5px;letter-spacing:0.2px;background-color:rgb(255,255,255);">と言い放ったのです。ふつうそこはリップサービスで<brstyle="font-size:16.5px;letter-spacing:0.2px;background-color:rgb(255,255,255);">「機会があれば、伺いますね」<brstyle="font-size:16.5px;letter-spacing:0.2px;background-color:rgb(255,255,255);">というのが、模範解答ではないかと思うのですが・・・おびおの期待のしすぎなのでしょうか。
本当に口先だけでもいいので、「いつか行ってみたいです」といつもの笑顔で言ってほしかったです。

その後、その配信者は、取り巻きの皆さんにはいつもの笑顔で挨拶をし、そしてねろこさんには後ろ足で砂をかけるようにして、次のブースへと去っていったのでした。
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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260516065519/</link>
<pubDate>Sat, 16 May 2026 07:21:00 +0900</pubDate>
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<item>
<title></title>
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<![CDATA[
今これを書いているのは2026年5月16日（土曜日）朝の4時を過ぎたところです
昨日、「第64回静岡ホビーショー2026」から戻ってきました。まずは無事に帰宅（帰店？）できたことにほっとしています。今回も模型師ねろこさんといっしょに、店長車の創彩痛車で往復してきました。まずは、簡単に今回の日程につきまして・・・

5/10（日）14時にお店を閉めて、東京へ向けて出発
5/11（月）早朝に到着するはずが、途中の車中仮眠で二人そろって寝過ごして、秋葉原についたのは11時すぎ痛車をホテルの駐車場にとめて、アキバで情報収集と、買い物・セドリ
5/12（火）引き続きアキバでいろいろやって、夕方に静岡へ向けて移動開始
5/13（水）ホビーショー１日目
5/14（木）ホビーショー２日目
5/15（金）朝、静岡を出て、途中事故渋滞にあって23時過ぎに帰着

こんな感じでした。トリップメーターをリセットする発想が無かったので、走行距離は不明ですが、iPhoneが歩いた穂数を記録してくれていて
5/132,267歩
5/134,978歩
一日中会場で歩き回った割には穂数は伸びていませんでした。

それにしても、まずは何より、大きなトラブルもなく無事に帰宅できたことにほっとしています。年々、移動だけでもなかなかの体力勝負になってきましたが、車の運転は楽しくて大好きなので、長距離ドライブはやめられません。

さて、店長おびおも、模型師ねろこも、まつり堂模型店を始める前から、静岡ホビーショーへは足を運んでいました。模型が好きだからなんですけれども、二人とも東京に住んでいましたので、アクセスが簡単だったというのはあります。

以前から模型メーカー各社の熱意にはワクワクしていましたが、ここ数年はさらにその熱量がさらに上がっているように感じます。単なる新製品発表会ではなく、「模型文化そのものを盛り上げたい」という意思が、ブースの作り方や展示、説明してくださるメーカーの方々の言葉の端々から伝わってきます。完成見本展示のクオリティも年々高まり、「意外とスケールモデルなども元気だな」と素直に感じました。

それはもちろん、ガンプラはバンダイしかやってないからスケールモデルメーカーの方が圧倒的に多い、というのもあります。ですが、バンダイのブースはどちらかというと、業者日に参加できるガンプラマニアの巣窟となっている気がしました。多くのバイヤーは工具やスケールモデルを熱心に品定めしているようでした。そういう自分たちも、バンダイのブースはたいして見ていませんだって、見たって新商品はなかなか入荷しないんだもの・・・

昨年、初めて業者日に入場させて頂いたときには、一般来場者とYoutuberの多さに閉口しました。所かまわずカメラの付いたグリップを振り回す声のデカい人たち。鉄道模型の説明員に粘着して持論を延々展開する鉄ヲタ。会場内を走り回る子供たち・・・。今年は、2025年と比べると業者日に入場している一般の方がかなり少なく、非常に動きやすかった印象です。ブース写真を撮るにも、担当者と商談するにもスムーズで、「本来の業者日ってこうあるべきだよね」という感じでした。やはり商談の場として機能していると、新製品への理解も深まり、店としても非常に助かります。事務局には、今後も業者日の徹底をお願いしたいですし、一般の方は、自分は「ビジネスの場にいる、場違いな人」であることを自覚していただきたいと思います。

一方で、少し残念に感じたのは、一部のYouTuberの振る舞いでした。もちろん真面目に取材されている方も多いのですが、周囲への配慮より「自分の撮れ高」を優先しているように見える場面もあり、正直なところ閉口した部分もあります。静岡ホビーショーは多くの人の努力で成り立っている場ですから、来場者同士の敬意は大切にしてほしいなと思いました。Yputuberについては、立腹したシーンがありましたので、別タイトルで書きます。

そして、何よりうれしかったのは、まつり堂模型店の名前を、メーカーの方や他店の方から以前よりずっと認識していただけていたことです。こちらから名刺を出す前に「まつり堂模型店さんですよね」と声を掛けていただく場面も増えました。しかも「SNS見てます」「頑張ってますね」といった温かい言葉まで頂き、本当に励みになりました。地方の小さな模型店でも、発信を続けていればちゃんと届くのだなと実感しました。

実は、ほとんどの小売店の参加者は、自分の店の名前を周りの人に対して隠しています。名刺交換する相手にだけ、店名を明かす感じです。なんでそんなことするのかさっぱりわかりませんが、この業界のしきたりなのでしょうか・・・しらんけど。

山形の「HOBBYSHOPROCKMODEL」さんや、大阪の「ザ・パンタロンズ」さんなどのように、（まつり堂模型店もですが）、自分の店のロゴが入ったウェアをオーダーメイドで準備して着用しているお店を拝見すると、お店経営の自信がうかがえます。

ちなみに、ROCKMODELさんのポロシャツは都会的なセンスでクール、パンタロンずさんのTシャツは大胆な絵柄でとっても大阪らしくてこれまたセンスが良いのですが、まつり堂模型店のTシャツは、前面にデカデカとロゴを印刷して、ただただ目立ちたいだけのダサダサなデザインなのが少々心苦しいです

あと、一番面白いところ・・・
業者として参加するようになると、静岡ホビーショーの“表からは見えにくい部分”も少しずつ見えてきます。華やかな展示の裏側には、大御所には誰も逆らえない会場運営（いや、そもそも逆らう気が無いのかも）、静岡模型協同組合のモゴモゴ（言えない）利権、外国メーカーへの不公平な扱い、などなど・・・そんな、向かう方向を同じくする業界内部で足の引っ張り合いをしなくても・・・とも思うようなモゴモゴ・・・（言えない）

模型業界を取り巻く環境は簡単ではありません。それでも静岡ホビーショーには、毎年「次の一年も頑張ろう」と思わせてくれる力があります。まつり堂模型店も、小さな地方店だからこそできる発信や楽しさを大切にしながら、また一年、模型趣味を盛り上げていきたいと思います。
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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260516061055/</link>
<pubDate>Sat, 16 May 2026 06:49:00 +0900</pubDate>
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<title>ULTRAMAN vs 仮面ライダー　―勝つのはどっちだ？―</title>
<description>
<![CDATA[

店頭でお客様と今日盛り上がった話・・・
「ULTRAMAN（アニメ）と仮面ライダーが戦ったらどっちが勝つのか？」
シンプルですが、掘り下げると実に奥が深いテーマです。

まず、ULTRAMAN。この作品の主人公・早田進次郎は、かつてウルトラマンと融合した父の影響で特殊な身体能力を持ち、それを補助・拡張する「ウルトラスーツ」を装着して戦います。スーツは科特隊の科学技術の結晶であり、飛行能力、超人的な筋力、防御力を備えています。

最大の切り札はスペシウム光線。これは初代ウルトラマン譲りの必殺技であり、対怪獣・対宇宙人戦において圧倒的な威力を誇ります。ただし、エネルギー消費が非常に激しく、長時間の戦闘には向きません。いわば「短期決戦型のハイパワー兵器」です。

一方、仮面ライダー。初代仮面ライダーである本郷猛は、ショッカーによって改造されたサイボーグであり、常人を遥かに超える身体能力を持ちます。ジャンプ力、瞬発力、耐久力は極めて高く、バイクとの連携による機動戦闘も得意です。必殺技のライダーキックはエネルギーを一点に集中させた破壊力を持ち、数々の怪人を撃破してきました。

さらに重要なのは、仮面ライダーは基本的に「活動時間の制限がない」こと。継戦能力の高さは大きなアドバンテージです。
では、この二者が戦った場合どうなるのか。

ULTRAMAN側は、まず距離を取り、スペシウム光線による一撃決着を狙うでしょう。スーツの機動力と飛行能力を活かし、空間を支配できれば優位に立てます。

逆に仮面ライダー側は、その攻撃をいかに回避し、接近戦に持ち込むかが勝負。持ち前の機動力と反応速度で攻撃をしのぎ、間合いを詰めれば、肉弾戦で主導権を握る可能性が高い。

つまりこの勝負、構図はシンプル――しかしだからこそ、極限までスリリングです。

（正義のヒーローは果たしてどちらか、世紀の対決が今始まる）
<brdata-start="65"data-end="68">決着はわずか数分。その数分が、すべてを分ける。
戦闘開始。ULTRAMANは上空へ――スラスターを吹かし、一気に距離を支配。照準が合う。スペシウム光線、発射体勢。
<brdata-start="154"data-end="157">対する仮面ライダーは逃げるのではなく“読む”。軌道を見切り、紙一重で回避、地面を蹴って一気に間合いを詰める。

当たれば終わり。外せば流れが変わる。時間は刻一刻と過ぎていく。エネルギーは減っていく。<brdata-start="258"data-end="261">二発目を撃つか？距離を保つか？それとも接近を許すか？そして――もしその一撃を凌ぎ切った瞬間、空気は一変する。
<brdata-start="319"data-end="322">今度は仮面ライダーのターン。<brdata-start="336"data-end="339">地を蹴り、跳び、回り込み、逃がさない。<brdata-start="358"data-end="361">渾身のライダーキックが炸裂すれば、勝負は逆転する。

一瞬の判断ミスが命取り。<brdata-start="402"data-end="405">一手の読み違いが勝敗を分ける。

単なるパワー比べではなく、<brdata-start="437"data-end="440">「距離」「時間」「エネルギー」「判断」――すべてが噛み合ったときにだけ勝者が決まる。だからこそ、この対決は面白い。<brdata-start="499"data-end="502">だからこそ、語りたくなる。

店頭でキットを前にしながら、<brdata-start="531"data-end="534">「ここで光線を撃つか？」「いや、ここはフェイントだろう」<brdata-start="562"data-end="565">そんな会話が始まったら、もう止まりません。

あなたなら、どちらに賭けますか？

ちなみに「３分間逃げ回るだけの仮面ライダーって、それはそれでどうなの」というご意見が出たのも確かです


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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260425135022/</link>
<pubDate>Sat, 25 Apr 2026 15:15:00 +0900</pubDate>
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<title>中四国AFVの会へ協賛させていただきました</title>
<description>
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4月12日、地元・下関で開催された「第24回中四国AFVの会」に、まつり堂模型店として協賛という形で参加させていただきました。AFV（戦車とか装甲車とか）模型を愛する方々が集う本イベントは、一般参加も可能な展示会であり、会場には力作が並び、終始熱気に包まれていました。まずは成功裏に無事終了されたことに、関係者の皆さまへ心より敬意を表します。

今回の協賛内容としては、開催費用の一部負担に加え、表彰副賞としてキットの提供、そしてポスターやフライヤーを用いた当店のお客様への開催PRを行いました。まつり堂模型店の地元・下関で行われる模型イベントを少しでも盛り上げたいという思いで関わらせていただきましたが、その一助になれていれば嬉しく思います。

昨年から自店でも主催イベントを行っている立場として、今回のAFVの会は非常に参考になる点が多くありました。展示の工夫や来場者との距離感づくり、会場全体の雰囲気の作り方など、実践的な学びが多く、自身のイベント運営に活かせるヒントを数多く得ることができました。

一方で、出店者目線で強く感じたのが「イベント物販の難しさ」です。メーカー直販やフリーマーケット形式のブースはよく売れていた一方、店頭商品をそのまま持ち込むだけでは、なかなか動かないという現実も見えました。イベントという特別な場では、普段の店舗とは違う売り方や見せ方が必要であることを痛感しました。

まつり堂模型店の自主イベントでは、当店自身は物販を行いませんが、参加者の方には自由に販売していただいています。だからこそ、今回の経験を踏まえ、参加者がしっかりと成果を出せるような「イベント物販のアドバイス集」のような形にまとめ、次回以降につなげていきたいと考えています。

成功の裏にある工夫と、見えてきた課題。その両方をしっかり持ち帰り、より良いイベントづくりへと昇華していきたいと思います。模型イベントの可能性を改めて実感した一日でした。
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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260415094444/</link>
<pubDate>Wed, 15 Apr 2026 09:49:00 +0900</pubDate>
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<title>店舗同士の競争は商品やサービスで行いたいですね</title>
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模型店を営んでいると、同業他店との関係について考える機会は少なくありません。地域が違っても、扱う商品やお客様の層が重なれば、自然と「競争」という言葉が頭をよぎります。ただ、だからこそ私は思うのです。店舗同士の競争は、商品やサービスの質で行われるべきではないか、と。

どれだけ魅力的な商品を揃えられるか。どれだけ分かりやすく、楽しくお客様に提案できるか。初心者の方にも安心して一歩を踏み出していただける環境を整えられるか。そうした積み重ねこそが、お店の価値であり、結果として選ばれる理由になるはずです。

価格や在庫だけでなく、知識、提案力、そして店頭での体験。模型という趣味は、単に物を売るだけでは完結しない奥深さがあります。その魅力をどれだけ伝えられるかが、私たち模型店の腕の見せどころでしょう。

だからこそ、競争は前向きでありたい。お互いがより良い店づくりを目指すことで、業界全体が盛り上がり、最終的にお客様にとっても良い環境になる。そんな健全な形での競争を、これからも大切にしていきたいと思っています。
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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260415093658/</link>
<pubDate>Wed, 15 Apr 2026 09:38:00 +0900</pubDate>
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<title>商圏は消えた</title>
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かつて、模型店という商売には「商圏」というはっきりとした境界線がありました。お客様は基本的に近隣の店舗に足を運び、店側もその範囲の中で信頼関係を築いていく。多少の競合はあっても、顔が見える距離の中での健全な競争が成立していた時代です。実際、模型少年だったかつての店長おびおも足を運ぶ店は数点しかありませんでしたし、店い足を運ぶ以外に模型を手に入れる手段はありませんでした。

・・・よく行っていたのは、下関大丸、おくむら（茶山）、アトム（魚町）くらいでしょうか、あとは学校周辺の模型を扱う文房具屋さんが数軒

しかし、インターネットの普及によって、この前提は完全に崩れました。地方の小さな模型店であっても、全国に向けて商品を販売できるようになった一方で、同時に全国のあらゆる店舗と競合する状況になったのです。特にAmazonでの戦いは熾烈です

これは一見、チャンスの拡大のようにも見えます。実際、良い商品や魅力的な情報発信があれば、地理的な制約を超えてお客様に届く時代になりました。まつり堂模型店も、沖縄から北海道まで日本全国に商品を発送しています。したがって、その恩恵を受けている側面は確かにあります。

しかし、その裏側では、もうひとつの変化が静かに進行しています。それが「競争の質の変化」です。

従来であれば、競争とは「品揃え」「価格」「接客」「技術」といった、あくまで店舗としての実力で勝負するものでした。ところが現在は、ネット上という匿名性の高い空間を舞台に、店舗同士の関係がより複雑で、時に陰湿なものへと変質しつつあります。

具体的には、商圏外にいるはずの店舗や個人が、SNSやレビュー、掲示板などを通じて、間接的に影響を及ぼしてくるケースです。実際に来店したことのない相手から評価されたり、意図的にネガティブな印象を広められたりすることもあります。まつり堂模型店も、商品棚の写真を見ただけで「値段が高い」とGoogleのレビューに「１」をつけられたこともあります。

これは従来の「競合店」という概念とはまったく異なる存在です。顔を合わせることもなく、同じ地域で商売をしているわけでもない。それでも、ネット上では同じ土俵に立たされ、時に直接的な影響を受ける。

言い方を変えれば、「商圏の崩壊」と同時に、「無制限の競争環境」が生まれてしまったとも言えるでしょう。

さらに厄介なのは、この競争が必ずしも表に見える形で行われないことです。価格競争や新商品の導入のような分かりやすい勝負ではなく、水面下での印象操作や、じわじわとした信用の切り崩しといった、見えにくい形で進行するケースもあります。

個人経営の店舗にとって、これは決して軽い問題ではありません。大手企業のように組織的な対策を取れるわけでもなく、限られた時間とリソースの中で対応しなければならないからです。

では、このような状況の中で、私たちはどう向き合うべきなのでしょうか。

結論から言えば、やるべきことは昔と変わらないのかもしれません。目の前のお客様に対して誠実であること、商品の価値を正しく伝えること、そして店としての軸をぶらさないこと。

ネット上の評価や外部からの雑音に振り回されすぎると、本来大切にすべき部分が見えなくなります。逆に言えば、そこをしっかり守り続けることが、結果的に最も強い対抗策になるのではないかと感じています。

商圏がなくなった時代だからこそ、「どこから買うか」ではなく「誰から買うか」がより重要になっている。そう考えれば、この厳しい環境も、店としての在り方を問われる機会なのかもしれません。

模型という趣味は、本来とても楽しく、創造的なものです。その価値を歪めるような争いに引きずられるのではなく、あくまで「良い模型体験を提供する店」であり続けたい。そんな思いを、改めて強くしています。
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<link>https://matsurido.shop/blog/column/detail/20260410115243/</link>
<pubDate>Fri, 10 Apr 2026 12:06:00 +0900</pubDate>
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