まつり堂模型店

なぜ模型店にメイドさんがいるのか、もう一度話しておこうと思う

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なぜ模型店にメイドさんがいるのか、もう一度話しておこうと思う

なぜ模型店にメイドさんがいるのか、もう一度話しておこうと思う

2026/10/18

続 なぜ模型店にメイドさんがいるのか、そろそろ話しておこうと思う


――まつり堂模型店の、その後の話。

「模型屋に入ったら、メイドさんがいた」

初めて来られた方にとっては、なかなか情報量の多い出来事だと思います。
プラモデルの箱が並んでいる。
塗料も工具もある。
ドールのお洋服もある。
そこでメイドさんが迎えてくれる。
「ここは何のお店なんだろう」
模型店です。
そこは今も変わっていません。

開店して間もない、2025年3月に「なぜ模型店にメイドさんがいるのか」という記事を書きました。
https://matsurido.blog.fc2.com/blog-entry-61.html

あれから、お店で扱うものも、お客様にお伝えしたいことも、少しずつ広がってきました。
そこで、今のまつり堂模型店について、もう一度お話ししてみようと思います。

#誰ですか!そこで「こんなのを書いているということは、今日はヒマだったんだな」なんて、指摘されたくない真実を指摘している人は💦

ことの始まりは、やっぱり「仏像×喫茶店」 これは以前にも書きましたし、最近は朝日新聞のネット版の記事にもなりましたが、( https://www.asahi.com/articles/ASV9S20N2V9SULLI00FM.html )最初に考えていたのは「仏像を磨きながらコーヒーを飲めるお店」でした。

静かな空間で、仏像を眺め、磨いて、ひと息つく。
今でも悪くない案だったと思います。
ただ、店長おびおは気づいてしまいました。
地方で喫茶店を開くということはモゴモゴ(ここには書けない💦)。

そうして仏像と喫茶店の構想はいったん棚に戻されました。
仏像からメイドさんまで、ずいぶん遠くへ来たようにも見えます。
でも、「好きなものに囲まれて、気持ちよく過ごせる場所をつくりたい」という部分は、案外変わっていないのかもしれません。

■メイド服は、会話の入り口

模型店は、好きな人には宝箱のような場所です。
一方で、初めて入る方には
「詳しくないと入りづらそう」
「初歩的なことを聞いてもいいのかな」
と感じられる場所でもあると思います。

もちろん、メイドさんがいれば、誰もが入りやすくなるわけではありません。
少し驚く方もいらっしゃるでしょう。
逆に「怪しい店」と勘違いされて敬遠される方もいらっしゃると思います。

それでも、
「ちょっと気になる」
「どんなお店だろう」
と足を止めてもらえる。
その先で、ひと言、会話が始まる。
まつり堂模型店では、そのきっかけを大切にしています。

モデラーメイドねろこさんは、常識はずれたしゃべり上手です。
#裏を返せば人の話を聞いていないとも言えますが💦

「これ、初めてでも作れますか?」
「うちのドールに合う服はありますか?」
「この色を塗りたいんですけど」
そんな質問をしていただければ、もう立派に模型店の会話です。
予備知識も、専門用語の予習もいりません。

■衣装の先にある、好きなものの話

モデラーメイドねろこさんの頼もしさは、美少女プラモデルやドールの話になると、よくわかります。
気になるキットのこと。
ドールの服のこと。
組み合わせや、楽しみ方のこと。

商品名だけでは伝わらないディープな話ができるのは、自分でもその世界が好きだからです。
もちろん、好きなだけでは無く、しっかりとした技術も持っていることは、作品が模型専門誌「アーマーモデリング」に掲載されたことからも確かです。

以前の記事では「ねろこさんは、美プラの顔はすぐ覚えるのに、お客様の顔を覚えるのが苦手」という話を、ずいぶん書きました。
ただ、今、改めてお伝えしたいのは、その先のことです。

顔と名前がすぐにつながらなくても、目の前のお客様が何を好きで、何を探しているのか。
そのお話をきちんと聞くことはできる。
「この前の、あのキットの話なんだけど」
そんなふうに続きを聞かせていただける関係を、ねろこさんとお客様との間で、少しずつつくっていけたらと思っています。

■模型店の「楽しい」は、ひとつではなかった

お店を続けていると、お客様の楽しみ方の広さに教えられます。
説明書どおりに組み立てるのが好きな方。
塗装にじっくり時間をかける方。
小さなミニチュアを一体ずつ塗る方。
ドールに似合う服を探す方。
箱を眺めながら、いつか作る日のことを考える方。
同じ棚の前にいても、見ている夢はそれぞれ違います。

まつり堂模型店でも、プラモデルに加え、ウォーハンマー、塗料や工具、ドールのお洋服、オリジナル商品など、ご紹介するものが増えてきました。
「こんなものまで模型店にあるんですね」
そう言っていただくことがあります。
#たとえば、薬味皿とか、女性用ストッキングとか、注射器とか💦

はい。模型を楽しむ人の「好き」は、思っていた以上に広いのです。
店長おびおも、その広さを楽しませてもらっています。

■まつりさんとくろろにも、仕事が増えました

今では、お店のキャラクターである「まつりさん」と黒猫の「くろろ」も、ポスターや商品紹介で働いてくれています。
まつりさんは、ねろこさんが原画を描いた公式キャラクター。
くろろは、朝と夜にだけ店に訪れる通い猫のくろろ社長がモデルです。
二人は、新しいキットを紹介したり、塗料の使い方を案内したり、イベントのお知らせをしたり。
ずいぶん守備範囲が広くなりました。
くろろに至っては、着ぐるみまで商品になりました。
https://x.com/matsurido_model/status/2111717833864515910

猫も、なかなか忙しいのです。
二人に登場してもらうのは、商品の特徴だけでなく、その先にある楽しさも伝えたいからです。

「これなら自分もやってみたい」
「うちの子に着せたら、かわいいかもしれない」
「次のお休みに、この箱を開けようかな」
二人の微笑ましい活躍が、そんな気持ちにつながったら、紹介役として大成功です。

■正直、売れてほしいです

ここは模型店なので、もちろん商品は売れてほしいです。
土曜日なのに静かだなあ、とそわそわする日もあります。
力を入れて紹介したキットが動かず、棚と目が合うこともあります。

ただ、お客様が今何を楽しんでいるのかを聞かずに、おすすめするわけにもいきません。
新しい一箱が欲しい日もあれば、作りかけを進めるために塗料を一本探している日もある。
今日は買わずに、次に作るものを考えたい日もあるでしょう。
その時々に合うものを、一緒に探せるお店でありたいと思っています。

そして、持ち帰ったものが、お客様の楽しい時間につながってくれたら。
後日「これ、よかったよ」と聞かせてもらえたら。
店長として、こんなにうれしいことはありません。

■だから、今日も模型店にメイドさんがいます

最初は「メイド×模型」という発想でした。
今はそこに、商品を選ぶ楽しさ、わからないことを相談できる安心感、好きなものの話ができる時間が、少しずつ重なってきました。

メイド服は目に留まるきっかけです。
その先で「また来ようかな」と思っていただけるかどうかは、毎日の仕事にかかっています。
模型に詳しい方も、これから始めたい方も。
ドールのお洋服を探している方も、何となく気になっている方も。

どうぞ、気軽にお立ち寄りください。
メイドさんがいて、模型があって、店長がいて、朝と夜にはくろろ社長もいて。

ポスターの中では、まつりさんとくろろも働いています。
あなたの「次は、これを楽しもう」が見つかる場所でありたい。
それが、今のまつり堂模型店です。

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